高齢になると寝たきりになるは避けられないと考えられておりますが、そもそも寝たきりとはどういう状態のことを指すのでしょうか。
1日何時間以上ベッドに寝た状態で過ごしていると寝たきりというのでしょうか。あるいは、ベッド上でもギャッジアップして座ることが出来るのであれば、寝たきりとはいわないのでしょうか。
実は、寝たきりについての明確な定義はありませんが、夜眠っている時だけでなく、日中も寝たままの姿勢で過ごしており、食事や排泄等など、通常ではベッドの上で行うことがない日常生活の行為を、ベッド上で行っている状態を「寝たきり」と捉えることが出来ると思います。
そして、高齢者介護の世界では、長年に渡って、介護が必要になった高齢者(要介護高齢者)がベッド上で寝たきりのまま介護される生活を余儀なくされております。
その原因として、加齢に伴って体が衰弱し、身体のさまざまな機能が低下するため。あるいは、脳梗塞等の発作によって麻痺などの後遺症があるためと考えられております。
認知症の中核症状