昔、ツィギーという英国のモデルが世界的に有名になりました。ッィギーとは木の枝の意味ですが、まさに、木の枝のように痩せて、それこそ骨皮筋衛門のような体でした。
そのブームが影響して、女性は太っていることに罪悪感を感じ、それこそ、「もっと痩せなくちゃ」と猫も杓子も痩せることに地道を上げるようになりました。これが、いわゆるダイエットブームのはしりとなりました。
実は、痩せたいと願っている女性ほど、意外にも、体脂肪率からみると実は痩せすぎだったという場合もあるそうで、こうした脅迫観念が、結局は拒食症に繋がるのでしょう。
むりして痩せようとして、必要のないダイエットを行うと、健康に悪影響を及ぼすだけでなく、過剰なダイエットによってホルモンのバランスを崩したり、体力が低下したりして日常生活に支障をきたすなど、逆効果を招くケースも多いのです。
そもそも、ダイエットは何のために行うのでしょうか?それは、健康な体を取り戻すために行うのですから、この意識をしっかりと持ってダイエットに取り組むことが大切です。
まずは、本当にダイエットが必要なのかを客観的に判断するために、自分の肥満度・やせ度を確認しましょう。
肥満度・やせ度の算出方法は、年齢によって違います。
6～14歳の場合は、「肥満度（％）=｛実測体重（kg）-標準体重（kg）｝÷標準体重（kg）×100」で算出します。
15歳以上の場合は、「BMI=体重（kg）÷身長（m）÷身長（m）」で算出します。
BMIの数値が大きければ大きいほど肥満度は高くなりますが、スポーツ選手や日常的に体を動かしている人は、筋肉や骨の割合が多くて脂肪が少ないため、BMIの数値が大きくなる傾向があります。
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