日本整形外科学会の調査によると、日本で腰痛の人は約3000万人いると推計されています。
腰痛にはさまざまな原因がありますが、「体を動かしたときだけ腰だけ痛む」のは、腰の椎間関節や筋肉などが原因の腰痛です。
たいていは、1か月以内に痛みがなくなる心配のないものですので、病院に行くほどではありませんが、痛みを和らげるためには、次のような対策をとると効果が期待できます。
■適度な運動
ウォーキングのような適度な有酸素運動を毎日行うと、脳の血流がアップし、脳の中で痛みを抑える物質が増えてきます。
■できる範囲で通常の生活を続ける
腰が痛いからと言って、無暗に安静にしているのではなく、普段どおりの仕事や家事をして、できる範囲でいつもどおりの生活を続けましょう。
■自分が楽しいと感じることを行う
自分が楽しいと感じることを行うことによって、脳の血流がよくなり、それに伴って痛みを抑える物質が増えて痛みを抑えることができます。
好きな音楽を聴く、好きな映画を観る、好きな香りを楽しむなど、生活の中にリラックスできる時間をつくりましょう。
手術が不要な腰痛の種類と特徴