結婚していつまでたっても子供ができないと、どうしても、その原因は妻の側にあるとされ、女性はつらい思いをさせられます。
しかし、最近は、不妊の原因は必ずしも女性だけにあるものではなく、むしろ、男性に原因がある場合も多いということが分かってきております。
データによると、男性が原因の不妊は全体の半分ほどと言われており、このことからしても、女性だけを責める時代ではないのです。
男性が原因の不妊は、おおまかに２つの種類に分けることができます。
まずは、先天性のもので、これは体質によるものです。例えば、精子を造る機能に問題があるため精子の数が少なかったり、あるいは、うまく造ることができない。
さらには、ホルモンの異常が原因となっている場合があるなど、持って生まれた性質によるものです。
もうひとつは、後天性のもので、ストレス、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病が原因でEDになってしまったなど、日常の生活習慣によって、こうした体になってしまったものです。
一番厄介なのは、この2つの原因が合わさってしまうと、男性不妊の問題は一層深刻になってしまいます。もし、EDの症状を自覚したのであれば、早急に対策をとる必要があります。
いずれにしても、こうした原因を見極めるのは素人判断では難しいため、もし、長期間にわたって妊娠の兆候が見られない場合や、男性機能に疑問がある場合は、病院で検査を受け、原因を探ることが大切です。そうすれば、解決の道はひらけることでしょう。
女性の不妊治療はどうする?